施工方法・配線

配線図の読み方|単線図と複線図の基本

📅 公開: 2026/03/25✅ 第一種電気工事士 監修

配線図の問題は 20 問、配点の 4 割を占めます。単線図から複線図を起こす手順を型として身につけると、電線の本数も接続材料も同じ図から読み取れるようになります。

単線図と複線図

単線図は、何本の電線が通っていても 1 本の線で表した図です。配線の経路と器具の位置が一目で分かります。複線図は、実際の電線を 1 本ずつ描いた図で、どの線がどこにつながるかが分かります。試験の配線図は単線図で示されるので、必要な部分を複線図に起こして答えます。

複線図の描き方

接地側の電線がある 100V 回路の手順は決まっています。まず電源・負荷・スイッチ・コンセント・接続点を配置します。次に、電源の接地側を負荷とコンセントにつなぎます。続いて、電源の非接地側をスイッチとコンセントにつなぎます。最後に、スイッチとそれが操作する負荷を結びます。電源からの線は接地側が白、非接地側が黒ですが、スイッチと負荷を結ぶ線にはケーブルの心線の都合で白や赤を使うこともあります。色だけで役割を決めつけないでください。

3 路スイッチがある場合

3 路スイッチには 0・1・3 の 3 つの端子があります。基本の形は、電源側の 3 路スイッチの 0 端子に非接地側を、負荷側の 3 路スイッチの 0 端子に負荷をつなぎ、2 つのスイッチの 1 どうし・3 どうしを結ぶものです。この 2 つのスイッチを結ぶ渡り線は 2 本。ただし、ある区間の最少電線本数は渡り線だけで決まるわけではなく、同じ区間を通る電源の線や負荷への線も数えます。

試験ではこう出る

問 31〜50 が配線図の問題です。図記号の名称や用途を問うもの、ある区間の最少電線本数、接続点で使うリングスリーブの種類と個数、差込形コネクタの種類と個数などが出ます。リングスリーブは、直径 1.6mm の電線 2 本なら小スリーブで刻印は○、1.6mm が 3〜4 本または 2.0mm が 2 本なら小スリーブで刻印は小、というように電線の太さと本数で決まります。

つまずきポイント

片切スイッチを接地側につないでしまうのが典型的な誤りです。また、複線図を描かずに頭の中だけで本数を数えると、渡り線や、同じ区間を通るほかの線を見落とします。時間はかかっても、問われている部分だけは必ず描く。これが配線図で点を落とさない方法です。