令和5年度 上期 第二種電気工事士 過去問
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📚令和5年度 上期 過去問・解説一覧
※上の「クイズ形式」で学習した後、一覧で復習したい場合はこちらをご活用ください。全問の正解と詳しい解説を確認できます。
直流回路で、6Ωと3Ωの抵抗が並列に接続されている。この並列回路の合成抵抗[Ω]は。
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並列の合成抵抗 R=R1×R2/(R1+R2)=6×3/(6+3)=18/9=2Ω。
断面積2mm²、長さ20mの銅導線の電気抵抗[Ω]は。ただし、銅の抵抗率を1.69×10⁻⁸ Ω・mとする。
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R=ρL/A=1.69×10⁻⁸×20/(2×10⁻⁶)=33.8×10⁻⁸/2×10⁻⁶=0.169Ω。断面積2mm²=2×10⁻⁶m²に変換。
200Vの電熱器に5Aの電流が流れた。30分間使用したときの電力量[Wh]は。
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電力P=VI=200×5=1000W。電力量W=P×t=1000×0.5=500Wh(30分=0.5時間)。
交流回路で、抵抗12Ωとリアクタンス16Ωが直列に接続されている。回路のインピーダンス[Ω]は。
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Z=√(R²+X²)=√(12²+16²)=√(144+256)=√400=20Ω。3:4:5比の直角三角形。
三相3線式回路で、線間電圧200V、Δ結線された各相の負荷が20Ωのとき、線電流I[A]は。
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Δ結線の相電流=線間電圧/相抵抗=200/20=10A。線電流=√3×相電流=1.732×10≒17.3A。
単相2線式回路で、電線1線の抵抗が0.1Ω、負荷に10Aの電流が流れている。電線路の電圧降下[V]は。
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単相2線式の電圧降下=2rI=2×0.1×10=2V。往復2本分の電圧降下。
単相3線式回路で、電線1線当たりの抵抗が0.1Ω、負荷A(200W、100V)と負荷B(300W、100V)が接続されている。中性線に流れる電流[A]は。
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負荷Aの電流=200/100=2A、負荷Bの電流=300/100=3A。不平衡なので中性線電流=|3-2|=1A。
金属管工事で、管内に直径2.0mmの600Vビニル絶縁電線(軟銅線)5本を収めた場合、電線1本当たりの許容電流[A]は。ただし、周囲温度30℃以下、電流減少係数0.56。
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直径2.0mmのIV線の許容電流は35A。電流減少係数0.56を掛けると35×0.56=19.6A≒19A。
定格電流40Aの配線用遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して、7mの地点に過電流遮断器を施設するとき、分岐回路の電線の許容電流の最小値[A]は。
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分岐点から遮断器まで3m超8m以下なので、幹線遮断器定格の35%以上が必要。40×0.35=14A。(3m以下は制限なし、8m超は55%以上)
低圧屋内配線の分岐回路で、配線用遮断器の定格電流が30Aの場合、使用できるコンセントの定格電流の最大値[A]は。
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30A分岐回路では定格20Aまたは30Aのコンセントを使用可。コンセントの定格電流は遮断器の定格電流以下。
住宅で使用する配線用遮断器の主な目的は。
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配線用遮断器(MCCB)は過電流と短絡電流を検知して回路を遮断し電線や機器を保護する。漏電保護は漏電遮断器(ELB)の役割。
600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)の絶縁体の最高許容温度[℃]は。
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架橋ポリエチレン(CV)の最高許容温度は90℃。IV線は60℃、HIV線は75℃。
リングスリーブ用圧着工具の使用に関する記述で、正しいものは。
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リングスリーブ用圧着工具はJIS C 9711に適合したものを使用する。適切なダイスで圧着すると○・小・中の刻印が必ず付く。
三相誘導電動機の回転速度を変える方法として、最も一般的なものは。
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同期速度Ns=120f/p(f:周波数、p:極数)。インバータで電源周波数を変えることで回転速度を制御するのが最も一般的。
定格電流50Aの配線用遮断器に定格の2倍(100A)の電流が継続して流れたとき、この配線用遮断器が自動的に動作しなければならない時間[分]の限度は。
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定格の2倍の電流が流れた場合:30A以下は2分以内、30A超50A以下は4分以内。定格50Aは「30A超50A以下」区分なので4分以内。
写真に示す材料の名称は。(写真:二つ爪でVVFケーブルを木造の造営材に固定する金具)
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ステープルは二つ爪の金具でVVFケーブルを木造建築物の造営材に固定する。打ち込んで使用する。
写真に示す機器の名称は。(写真:電磁石の力で接点を開閉し、電動機の制御に使う機器)
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電磁接触器は電磁石の力で接点を開閉する機器。電動機の始動・停止の制御に使用。サーマルリレーと組み合わせたものが電磁開閉器。
写真に示す工具の名称は。(写真:口の開き幅を数段階に調整できるプライヤで、ロックナット締めに使用)
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ウォータポンププライヤは口の開き幅を数段階に調整できる。アウトレットボックスのロックナットを締めるのに使用。
直径1.6mmの電線2本と直径2.0mmの電線1本をリングスリーブで接続する場合、使用するリングスリーブの種類と圧着マーク(刻印)は。
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1.6mm×2本+2.0mm×1本→小スリーブ・小刻印。選定表:1.6mm×2本→小/○、1.6mm×2本+2.0mm×1本→小/小、2.0mm×2本→中/中。
低圧屋内配線工事で、電線の接続に関する記述で不適切なものは。
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管内での電線接続は禁止。接続はボックス内で行う。イ(引張強さ20%以上減少禁止)、ロ(電気抵抗増加禁止)、ハ(絶縁処理必須)はいずれも適切な記述。よってニが不適切。
PF管(合成樹脂製可とう電線管)に関する記述で、正しいものは。
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PF管は自己消火性がある。CD管(オレンジ色)はコンクリート埋設専用で自己消火性がない。PF管は屋内外で使用可能。合成樹脂なので接地工事は不要。
D種接地工事に関する記述で、正しいものは。
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接地極は地中75cm以上の深さに埋設する。接地線は直径1.6mm以上(1.2mmは不可)。D種の接地抵抗は原則100Ω以下。接地線は緑または緑黄の識別が必要。よってロが正しい。
金属管工事に関する記述で、不適切なものは。
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金属管工事の支持点間距離は2m以下が正しい。3m以下は不適切。イ(曲げ半径6倍以上)、ロ(コネクタ使用)、ニ(IV線使用可)はいずれも適切。
クランプ形電流計に関する記述で、正しいものは。
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クランプ形電流計は電線を挟む(クランプ)だけで電流を測定でき、回路を切断する必要がない。活線状態で使用し、電線は1本ずつ挟む。
絶縁抵抗計の測定前の準備として、正しいものは。
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測定前にE端子・L端子を開放して指針が∞(無限大)を指すことを確認する。電源は必ず切る。100V(対地電圧150V以下)の絶縁抵抗は0.1MΩ以上。
使用電圧200Vの三相電動機の金属製外箱にD種接地工事を施す場合、接地線の最小太さ(直径)[mm]は。
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D種接地工事の接地線は直径1.6mm以上の軟銅線を使用する。C種も同様に1.6mm以上。
電気工事士法において、第二種電気工事士でなくても行える軽微な作業は。
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電気機器の端子への電線接続は軽微な作業に該当し、電気工事士でなくても行える。コンセント取り替え、接地工事、配線工事は電気工事士が必要。
一般用電気工作物に関する記述で、誤っているものは。
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風力発電設備は出力 20kW 未満で低圧受電の場合のみ一般用電気工作物 (R5 以前の基準)。30kW は 20kW 以上なので自家用電気工作物。太陽電池は 50kW 未満が条件なので 20kW は該当。よってニが誤り。 ※ 2023-03-20 法改正以降、10kW 以上 50kW 未満の太陽電池および 20kW 未満の風力は「小規模事業用電気工作物」に分類されます。本問は出題当時 (R5 以前) の基準で解答しています。
特定電気用品に該当するものは。
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配線用遮断器は特定電気用品(◇PSEマーク)に該当。蛍光ランプ、電線管、換気扇は特定電気用品以外(○PSEマーク)。
一般用電気工作物の竣工検査に関する記述で、正しいものは。
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竣工検査は電気工事士自身が行い、絶縁抵抗測定、接地抵抗測定、点検の結果を記録として残す。
配線図の図記号「S3」で示すスイッチの種類は。
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S3は3路スイッチの図記号。2箇所から照明を制御する。Sは片切、S4は4路、SHは確認表示灯付。
配線図の図記号「◎」で示す器具の名称は。
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◎は引掛シーリングの図記号。天井に設置し照明器具を引っ掛けて取り付ける。丸型と角型がある。
4路スイッチ間を結ぶ配線の最少電線本数(心線数)は。
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4路スイッチは4本の端子を持ち、3路スイッチ間に挿入して3箇所以上からの点滅制御を行う。4路スイッチ間は4本の電線が必要。
分電盤の略号「B」で表される機器は。
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Bは配線用遮断器(Breaker)の略号。BEは漏電遮断器、MSは電磁開閉器。分電盤の主幹や分岐に設置。
配線図の図記号「S」で示すスイッチの種類は。
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Sは単極スイッチ(片切スイッチ)の図記号。最も基本的なスイッチで、1箇所からON/OFFを制御。
1.6mm電線2本の接続が1箇所と、1.6mm電線2本+2.0mm電線1本の接続が1箇所ある場合、使用するリングスリーブの組合せは。
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1.6mm×2本→小/○。1.6mm×2本+2.0mm×1本→小/小。よって小(○)1個+小(小)1個。
あるボックス内に2本接続が2箇所と3本接続が1箇所ある場合、差込形コネクタの種類と最少個数は。
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2本接続2箇所→2本用2個。3本接続1箇所→3本用1個。合計:2本用2個+3本用1個。
ケーブルの記号「VVF 2.0-2C」の意味として正しいものは。
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VVF 2.0-2Cは直径2.0mm、2心(2本の心線)のVVFケーブル。Cはcore(心線)の略。
コンセントの図記号で「E」の記号が付いたものが示す種類は。
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Eは接地極付コンセント(Earth)。ETは接地端子付、WPは防水形、LKは抜け止め形。
一般的な木造住宅の屋内配線工事で最も多く使われる工事方法は。
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木造住宅ではVVFケーブルによるケーブル工事が最も一般的。施工容易でコストが低い。
照明器具の図記号で、ダウンライトを表すものは。
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ダウンライトは丸の中に×の図記号。◎は引掛シーリング、細長い楕円は蛍光灯。
配線図の略号「A」で表される計器の名称は。
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Aは電流計(Ammeter)の略号。Vは電圧計、Wは電力計、WHは電力量計。
配線図で配線を実線で示した場合、その施工場所は。
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実線は天井隠ぺい配線。破線は床隠ぺい配線。太い実線は露出配線。配線図の基本表記。
あるボックス内に1.6mm×2本の接続が1箇所、1.6mm×3本の接続が1箇所ある場合、圧着マーク(刻印)の組合せは。
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1.6mm×2本→○刻印。1.6mm×3本→小刻印。合計:○1個+小1個。
あるボックス内に2本接続が1箇所と3本接続が1箇所あり、差込形コネクタで接続する場合の組合せは。
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2本接続→2本用1個。3本接続→3本用1個。合計:2本用1個+3本用1個。
写真に示す器具の名称は。(写真:壁に埋め込んで設置する一般的な15A 125Vのコンセント)
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埋込連用コンセントは壁に埋め込んで設置する一般的なコンセント。埋込連用取付枠に取り付けて使用する。
写真に示す材料の名称は。(写真:VVFケーブルの接続に使う樹脂製の小さなボックス)
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VVF用ジョイントボックスはVVFケーブルの接続に使用する樹脂製のボックス。配線図では●で示される。
写真に示す器具の名称は。(写真:陶器製のソケットで白熱灯を取り付ける器具)
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ランプレセプタクルは陶器製のソケットで白熱灯を取り付ける。技能試験でも頻出の器具。
写真に示すコンセントの名称は。(写真:200V用の刃が横向きの接地極付コンセント)
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200V用の接地極付コンセントは20A 250V仕様。刃の配置が100V用と異なり誤接続を防止。エアコンの200V回路に使用。
写真に示す工具の名称は。(写真:VVFケーブルの外装と心線被覆を一度に剥ぐ専用工具)
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VVFストリッパはVVFケーブルの外装と心線被覆を一度に剥ぐ専用工具。技能試験での必須工具。