令和6年度 下期 第二種電気工事士 過去問
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📚令和6年度 下期 過去問・解説一覧
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直流回路で、100Vの電源に10Ωの抵抗が直列に接続されている。回路に流れる電流I[A]は。
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オームの法則 I=V/R=100/10=10A。
導体の電気抵抗に関する記述として、正しいものは。
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R=ρL/A。断面積A=πD²/4なので、RはDの2乗に反比例する。Rは長さLに比例し、断面積Aに反比例する。
ある導体に10Vの電圧を加えたら5Aの電流が流れた。この導体に20Vの電圧を加えたときに流れる電流[A]は。ただし、導体の温度変化は無視する。
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R=V/I=10/5=2Ω。20Vを加えたとき I=V/R=20/2=10A。
電気回路の消費電力に関する記述で、誤っているものは。
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P=VI=I²R=V²/R。消費電力は電流に反比例しない。電圧一定ならP=VI で電流に比例、抵抗一定ならP=I²R で電流の2乗に比例する。よってニが誤り。
三相3線式回路で、電源の線間電圧が200V、Y結線された各相の負荷が10Ωのとき、線電流I[A]は。
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Y結線の相電圧=線間電圧/√3=200/1.732≒115.5V。相電流=115.5/10≒11.5A。Y結線では線電流=相電流なので I≒11.5A。
単相2線式回路で、電線1本の抵抗が0.05Ω、負荷に流れる電流が20Aのとき、配線の電圧降下[V]は。
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単相2線式の電圧降下=2×r×I=2×0.05×20=2V。往復2本分の電圧降下を計算する。
単相3線式回路で、電線1線当たりの抵抗が0.2Ω、上下の負荷がそれぞれ10Aの平衡負荷のとき、この電線路の電力損失[W]は。
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平衡負荷なので中性線電流は0A。電力損失は上下2本分のみ。P=I²R×2=10²×0.2×2=100×0.2×2=40W。
金属管による低圧屋内配線工事で、管内に直径1.6mmの600Vビニル絶縁電線(軟銅線)3本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流[A]は。ただし、周囲温度は30℃以下、電流減少係数は0.70とする。
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直径1.6mmのIV線の許容電流は27A。電流減少係数0.70を掛けると27×0.70=18.9A≒19A。
低圧屋内配線の分岐回路の設計で、配線用遮断器の定格電流が20Aの場合、使用できる電線(軟銅線)の最小太さ(直径)[mm]は。
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20A分岐回路の電線は直径1.6mm以上。30A分岐回路では直径2.6mm(断面積5.5mm²)以上。
定格電流60Aの配線用遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して、10mの地点に過電流遮断器を施設するとき、分岐回路の電線の許容電流の最小値[A]は。
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分岐点から過電流遮断器までの距離が8m超なので、幹線の遮断器定格電流の55%以上が必要。60×0.55=33A。(3m超8m以下なら35%以上、3m以下は制限なし)
漏電遮断器に関する記述として、誤っているものは。
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漏電遮断器(ELB)は漏電保護に加え、過負荷・短絡保護機能(OC機能)も持つ機種が一般的。イ・ロ・ハはいずれも正しい記述。よってニが誤り。
600Vビニル絶縁電線(IV)の絶縁物の最高許容温度[℃]は。
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IV線の絶縁物の最高許容温度は60℃。HIV(耐熱ビニル)は75℃、架橋ポリエチレンは90℃。
VVFケーブルの外装と心線被覆を効率よく剥ぐための専用工具として、最も適切なものは。
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VVFストリッパはVVFケーブルの外装と心線被覆を一度に剥ぐ専用工具。電工ナイフでも可能だが、VVFストリッパが最も適切で安全。技能試験での必須工具。
力率が最もよい(100%に近い)電気機械器具は。
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電気トースターは純抵抗負荷で力率はほぼ100%。電動機(洗濯機・冷蔵庫)や蛍光灯はリアクタンス成分があり力率は100%未満。
低圧電路に使用する定格電流20Aの配線用遮断器に、定格電流の1.25倍の電流が継続して流れたとき、この配線用遮断器が自動的に動作しなければならない時間[分]の限度は。
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定格電流30A以下の配線用遮断器に定格の1.25倍の電流が流れた場合、60分以内に動作しなければならない(JIS C 8201-2-1)。定格20Aは「30A以下」区分に該当する。
写真に示す材料の名称は。(写真:止めネジで金属管をボックスに固定する金具)
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ねじなしボックスコネクタはねじなし電線管とボックスを接続する金具。止めネジで管を固定する。PF管用は樹脂製、カップリングは管同士の接続、ノーマルベンドは曲がり部に使用。
写真に示す器具の名称は。(写真:設定した時刻で自動的に回路のON/OFFを行う機器)
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タイムスイッチは設定した時刻に回路のON/OFFを自動で行う機器。看板灯や屋外照明の自動点滅に使われる。
写真に示す工具の電気工事における用途は。(写真:パイプベンダ)
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パイプベンダは金属管(ねじなし電線管、薄鋼電線管)を曲げるための専用工具。管のサイズに合った号数のベンダを使う。
低圧屋内配線工事で、直径1.6mmの600Vビニル絶縁電線2本をリングスリーブで接続する場合、使用するリングスリーブの種類と圧着マーク(刻印)の組合せとして正しいものは。
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1.6mm×2本は小スリーブ・○刻印。選定表:1.6mm×2本→小/○、1.6mm×3~4本→小/小、1.6mm×2本+2.0mm×1本→小/小、2.0mm×2本→中/中。
合成樹脂管工事(PF管工事)に関する記述で、不適切なものは。
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管内に電線の接続点を設けてはならない。接続はボックス内で行う。イ(支持点間1.5m以下)、ハ(曲げ半径6倍以上)、ニ(コンクリート埋設可)はいずれも適切。よってロが不適切。
使用電圧300V以下の金属管工事において、D種接地工事を省略できる場合として正しいものは。
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金属管工事の D 種接地工事は、使用電圧 300V 以下で管の長さが 4m 以下、かつ乾燥した場所に施設する場合に省略できる (電技解釈 第159条)。300V 超では省略不可。さらに「対地電圧 150V 以下・8m 以下・乾燥場所または簡易接触防護措置」でも省略可能だが、本選択肢では条件不足。ロが最も標準的な省略条件を示している。
ケーブル工事でVVFケーブルを造営材に沿って取り付ける場合の支持点間の距離の最大値[m]は。
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ケーブル工事の支持点間距離は2m以下。ケーブルがたるまないようにステープルやサドルで支持する。
600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形(VVR)の特徴に関する記述で、誤っているものは。
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VVRケーブルは屋内だけでなく屋外でも使用できる。イ(丸形)、ロ(介在物あり)、ニ(ビニル絶縁)は正しい。よってハが誤り。
接地抵抗計に関する記述で、正しいものは。
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接地抵抗計はE(被測定)、P(電位)、C(電流)の3極で測定する。補助接地極2本を10m間隔で一直線に打ち込む。デジタルテスタでは接地抵抗は測れない。
低圧電路の絶縁抵抗の最小値に関する記述で、正しいものは。
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対地電圧150V以下の電路の絶縁抵抗は0.1MΩ以上。150V超300V以下は0.2MΩ以上。300V超は0.4MΩ以上。測定は電源を切った状態で行い、絶縁抵抗計は直流電圧を発生させて測定する。
D種接地工事の接地抵抗値の上限として、正しいものは。ただし、漏電遮断器は設置しないものとする。
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D種接地工事の接地抵抗値は100Ω以下。0.5秒以内に動作する漏電遮断器を施設すれば500Ω以下に緩和可。C種接地工事は10Ω以下。
電気工事士法において、第二種電気工事士が従事できる工事の範囲は。
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第二種電気工事士は一般用電気工作物の工事に従事できる。自家用電気工作物は第一種電気工事士が必要。認定電気工事従事者は自家用の簡易電気工事が可能。
一般用電気工作物に該当するものは。
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太陽電池発電設備は出力50kW未満で低圧受電なら一般用電気工作物。40kWは該当。風力は20kW未満が条件(30kWは不可)。内燃力発電は10kW未満が条件(10kWは不可)。高圧受電は自家用。
電気用品安全法に関する記述で、正しいものは。
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電気用品にはPSEマーク(特定は◇PSE、それ以外は○PSE)の表示が義務付けられている。蛍光灯は特定電気用品以外(○PSE)。ロ・ハ・ニはいずれも誤り。
一般用電気工作物の工事が完成したとき、竣工検査で行うべき検査項目として正しいものは。
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竣工検査では絶縁抵抗測定、接地抵抗測定、点検(目視)を全て行い、電気設備技術基準への適合を確認する。
配線図の図記号「◎」で示す器具の名称は。
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◎は引掛シーリング(ローゼット)の図記号。天井に照明器具を引っ掛けて取り付けるための器具。
配線図の図記号「●」(黒丸)で示す部分の名称は。
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●(黒丸)はVVF用ジョイントボックスの図記号。VVFケーブルの接続に使用する。アウトレットボックスは八角形の記号。
3路スイッチと照明器具を結ぶ配線の最少電線本数(心線数)は。
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3路スイッチの配線では、0番端子と1番・3番端子の3本が必要。よって最少3本(VVF 1.6-3C)。
分電盤の略号で、漏電遮断器を表すものは。
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BEは漏電遮断器の略号。Bは配線用遮断器(Breaker)。BEはBreaker with Earth leakage protectionの意味。
配線図の図記号「S3」で示すスイッチの種類は。
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S3は3路スイッチの図記号。階段の上と下など、2箇所から照明のON/OFFができる。Sは片切、S4は4路スイッチ。
1.6mm電線2本と1.6mm電線3本の2箇所の接続点がある場合、使用するリングスリーブの組合せとして正しいものは。
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1.6mm×2本→小スリーブ・○刻印。1.6mm×3本→小スリーブ・小刻印。よって小(○)1個+小(小)1個。
あるボックス内に、2本の接続点が2箇所と3本の接続点が1箇所ある場合、使用する差込形コネクタの最少個数と種類で正しいものは。
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2本の接続点が2箇所→2本用コネクタ2個。3本の接続点が1箇所→3本用コネクタ1個。合計2本用2個+3本用1個。
一般的な照明回路やコンセント回路の分岐配線に使用するケーブルは。
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一般的な照明回路やコンセント回路の分岐にはVVF 1.6-2C(直径1.6mm・2心)を使用する。3路スイッチ間には3心ケーブルが必要。
コンセントの図記号で「ET」が付いたものが示す種類は。
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ETは接地端子付コンセント(Earth Terminal)。Eは接地極付、EETは接地極・接地端子付、LKは抜け止め形。
一般的な木造住宅の屋内配線で最も多く用いられる工事方法は。
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木造住宅ではVVFケーブルによるケーブル工事が最も一般的。施工が容易でコストも低い。金属管工事やPF管工事はRC造などで使われる。
照明器具の図記号で、蛍光灯を表すものは。
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細長い楕円形は蛍光灯の図記号。○は白熱灯、○にHは水銀灯、○にCHはシャンデリアを表す。
配線図において「WH」の略号で表される計器の名称は。
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WHは電力量計(ワットアワーメーター)の略号。Wは電力計、Aは電流計、Vは電圧計。電力量計は分電盤の手前に設置され電力使用量を積算する。
配線図で配線を破線(点線)で示した場合、その施工場所は。
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破線(点線)は床隠ぺい配線。実線は天井隠ぺい配線。太い実線は露出配線。配線図の基本表記。
あるボックス内に1.6mm×2本の接続が2箇所、1.6mm×3本の接続が1箇所ある場合、使用する圧着マーク(刻印)の組合せとして正しいものは。
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1.6mm×2本→○刻印が2箇所。1.6mm×3本→小刻印が1箇所。合計:○2個+小1個。
あるボックス内に2本接続が2箇所と3本接続が1箇所あり、全て差込形コネクタで接続する場合の種類と最少個数は。
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2本接続2箇所→2本用コネクタ2個。3本接続1箇所→3本用コネクタ1個。合計:2本用2個+3本用1個。
配線図の図記号「S」で示される器具は。
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Sは単極スイッチ(片切スイッチ)の図記号。最も一般的なスイッチで、1箇所から照明のON/OFFを行う。S3は3路、S4は4路。
電線2本を簡易に接続するための材料として正しいものは。
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電線2本の接続には差込形コネクタ2本用を使用する。差込形コネクタは電線を挿し込むだけで接続でき、施工が簡単。
写真に示す器具の名称は。(写真:角形の引掛シーリング)
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引掛シーリング角型は天井に取り付けて照明器具を引っ掛ける器具。丸型と角型があり、施工方法は同じ。
写真に示すコンセントの名称は。(写真:接地ピンが一体になった15A 125Vのコンセント)
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接地極付コンセントは接地ピンが一体になったコンセント。洗濯機やエアコン用に使われる。接地端子付は別途接地線を接続する端子がある。
写真に示す工具の名称は。(写真:黄色いハンドルの圧着工具で、ダイスに○・小・中の刻印がある)
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リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711適合品)はリングスリーブによる電線接続に使用。黄色のハンドルが特徴で、ダイスに○・小・中・大の刻印がある。技能試験の必須工具。