施工方法・配線

LED照明器具と照明回路の配線設計

📅 公開: 2026/03/25✅ 第一種電気工事士 監修

照明は、光源の特徴・取り付ける器具・操作するスイッチの 3 つに分けて整理すると覚えやすくなります。学科では白熱電球・蛍光灯・LED の比較がよく出ます。

光源の特徴

LED ランプは白熱電球に比べて、同じ明るさを少ない電力で得られ(発光効率が高い)、寿命も長いのが特徴です。蛍光灯も白熱電球より発光効率が高く長寿命ですが、点灯のために安定器が必要で、力率は白熱電球より悪くなります。白熱電球は構造が簡単で力率が良い一方、電力の多くが熱になります。電球形の LED ランプに交換するときは、口金だけでなく、密閉形の器具や断熱材施工の器具、調光器に対応しているかも確かめます。

明るさの単位

光源から出る光の量が光束で、単位はルーメン(lm)。照らされた面の明るさが照度で、単位はルクス(lx)。光源のある方向への光の強さが光度で、単位はカンデラ(cd)です。発光効率は、消費電力 1W あたりの光束(lm/W)で表します。単位と量の対応を問う問題は、この 4 つを押さえれば足ります。

取り付ける器具

天井の照明器具は、引掛シーリング(角形・丸形)やシーリングローゼットに取り付けるのが一般的です。これらは電気を供給しながら器具を支える配線器具で、器具側のプラグを差して回すと固定されます。支えられる重さには限りがあるので、重い器具は別の方法でも支持します。配線図では、照明器具の種類や取り付け方を図記号と傍記で表します。

スイッチとの組み合わせ

2 か所から同じ照明を入切するには 3 路スイッチを 2 個、3 か所以上ならその間に 4 路スイッチを入れます。周囲が暗くなると自動で点灯させるには自動点滅器、人が近づくと点灯させるには熱線式自動スイッチを使います。明るさを変える調光器は、調光に対応したランプや器具と組み合わせる必要があります。

つまずきポイント

「蛍光灯は白熱電球に比べて力率が良い」は誤りです。発光効率と寿命は蛍光灯が優れますが、力率は白熱電球のほうが良くなります。比較の問題では、何と何を比べているか、どの性質の話かを読み取ってください。また、光束(lm)と照度(lx)の取り違えにも注意します。