PF 管と CD 管は、どちらも手で曲げられる合成樹脂製の電線管です。違いは燃えにくさで、そこから使える場所が分かれます。
PF 管と CD 管の違い
PF 管は自己消火性(耐燃性)があり、火が付いても燃え広がりにくい管です。CD 管には自己消火性がありません。見分けやすいよう、CD 管はオレンジ色に着色されているのが一般的です。どちらも合成樹脂製可とう電線管に分類され、金属管より軽く、曲げる工具も要らないので施工が速くなります。
使える場所
PF 管は、露出した場所にも隠ぺいした場所にも、コンクリートへの埋め込みにも使えます。CD 管は燃えやすいため、直接コンクリートに埋め込んで施設するのが原則です。それ以外の場所で使うときは、専用の不燃性または自消性のある難燃性の管やダクトに収めなければなりません。「CD 管を露出配線に使った」は誤りの選択肢の定番です。
付属品と施工の決まり
管と管をつなぐときは PF 管用カップリング、管をボックスにつなぐときは PF 管用ボックスコネクタを使います。管どうしを直接差し込んでつなぐことはできません。支持点間の距離は 1.5m 以下とし、管の端や、ボックス・管相互の接続点の近くでも支持します。管の中で電線を接続してはならないのは、金属管と同じです。硬質塩化ビニル電線管(VE 管)は別の種類の合成樹脂管で、接続には TS カップリングを使います。
試験ではこう出る
材料の名称と用途、施設できる場所の正誤、付属品の名称が問われます。合成樹脂管工事は、金属管工事やケーブル工事と同じく施設場所の制限が少ない工事ですが、CD 管だけは別扱いになる、という点が出題の中心です。合成樹脂管は金属管に比べて、軽い、さびない、絶縁性がある、という長所がある一方で、熱や機械的な衝撃に弱いという短所があります。長所と短所を対にして問う正誤問題もあります。
つまずきポイント
名前の似た材料との混同に注意します。金属製可とう電線管(プリカチューブ)は金属でできた別の管で、接地工事の扱いも違います。TS カップリングは硬質塩化ビニル電線管用、PF 管用カップリングは PF 管用で、互いに使い回しはできません。