☕ 数学基礎

k・m・M・μ|単位の接頭辞を完全マスター

📅 公開: 2026/03/25✅ 第一種電気工事士 監修

M と m は見た目が似ているのに、表す大きさは 10⁹ 倍も違います。接頭辞を整理しておくだけで、計算問題の取りこぼしが減ります。

試験に出る接頭辞

M(メガ)が ×10⁶、k(キロ)が ×10³、m(ミリ)が ×10⁻³、μ(マイクロ)が ×10⁻⁶。第二種で使うのはこの 4 つでほぼ足ります。大文字の M と小文字の m は別物で、M は 100 万倍、m は 1000 分の 1。並べると 10⁹ 倍の差があるので、書き写すときから大文字・小文字を意識します。

どの量にどの接頭辞が付くか

絶縁抵抗は MΩ、抵抗は Ω や kΩ、漏電電流や定格感度電流は mA、静電容量は μF、電力は W や kW、電力量は kWh。試験問題では「0.2MΩ 以上」「定格感度電流 30mA」のように、その量で慣用的に使われる接頭辞がそのまま出てきます。量と接頭辞の組み合わせで覚えると、単位の読み違いが減ります。

変換してみよう

2.2kΩ は何 Ω か。2.2 × 10³ = 2,200Ω。 50mA は何 A か。50 × 10⁻³ = 0.05A。 0.1MΩ は何 kΩ か。0.1 × 10⁶ = 100,000Ω = 100kΩ。 4μF は何 F か。4 × 10⁻⁶ = 0.000004F。 接頭辞どうしの変換は「k から M へ上がるときは 1000 で割る」「M から k へ下がるときは 1000 を掛ける」と覚えます。

つまずきポイント

公式に代入する前に、すべて基本単位(Ω・A・V・F)へそろえるのが安全です。kΩ と mA をそのまま V = IR に入れても、10³ × 10⁻³ = 1 で倍率が相殺されるため正しい V が出ます(2.2kΩ × 50mA = 110V)。ただしこうした相殺はいつでも起きるわけではないので、慣れるまでは接頭辞を外してから代入してください。

もう一歩:絶縁抵抗の基準値

低圧電路の絶縁抵抗は、使用電圧 300V 以下では対地電圧 150V 以下で 0.1MΩ 以上、対地電圧がそれを超えるときは 0.2MΩ 以上、使用電圧 300V を超えるものは 0.4MΩ 以上と定められています(電気設備技術基準)。中性線を接地した単相 3 線式 100/200V は対地電圧が 100V なので 0.1MΩ 以上です。使用電圧と対地電圧は別物なので、どちらで判定するかを取り違えないようにします。

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