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電気工事士試験の不合格パターン5選|よくある失敗と対策

📅 公開: 2026/03/25✅ 第一種電気工事士 監修

第二種電気工事士試験では毎年約半数の受験者が不合格になっています。不合格の原因を分析すると、いくつかの共通パターンが見えてきます。ここでは代表的な失敗パターンと、それを避けるための対策を紹介します。 【パターン1:計算問題に時間をかけすぎる】 筆記試験の計算問題(最初の5〜10問)は配点が同じ2点ですが、解くのに時間がかかります。計算に苦手意識がある方は、計算問題を後回しにして、暗記で解ける問題(配線図、法令、器具の写真判別など)を先に片付けましょう。50問中30問正解で合格なので、計算問題を全部捨てても40問から30問取れば合格です。 【パターン2:配線図問題を軽視する】 配線図問題は50問中20問(40%)を占める最大の出題分野です。「配線図は難しそう」と苦手意識を持つ方が多いですが、実は記号の意味を覚えるだけで解ける問題が多く、最も効率的に得点できる分野です。配線図記号を30個覚えるだけで、10問以上は確実に取れます。 【パターン3:技能試験で時間切れ(未完成)】 技能試験の最大の敵は「40分」という時間制限です。未完成は即不合格です。対策として、(1)複線図を5分以内に書く練習をする、(2)ケーブル切断と被覆剥ぎの作業を効率化する(VVFストリッパ必須)、(3)公表問題13問を通しで練習して時間配分を体感する、ことが重要です。初めは50分かかっても、練習を重ねれば30分以内で完成できるようになります。 【パターン4:リングスリーブの圧着マーク間違い】 技能試験で最も多い欠陥の1つが、リングスリーブの刻印(○・小・中)の間違いです。これは一発不合格の欠陥です。覚え方のコツは、「1.6mm×2本=○(まる)」「それ以外の小サイズスリーブ=小」「2.0mmを含む3本以上で大きい組み合わせ=中」と段階的に覚えることです。判断に迷ったら、電線の断面積の合計値で判定します(2.0mm²=○、2.0超〜5.5mm²=小、5.5超=中)。 【パターン5:施工条件の読み落とし】 技能試験では問題用紙に「施工条件」が記載されています。ここには「VVF1.6-2Cを使用する箇所」「リングスリーブによる接続箇所」「差込形コネクタによる接続箇所」などの指定があります。施工条件を読み飛ばして自己判断で施工すると、たとえ電気的に正しくても欠陥と判定されます。技能試験では、必ず施工条件を最初に読み、重要な指定にアンダーラインを引く習慣をつけましょう。 これらの失敗パターンを事前に知っておくだけでも、合格率は大きく向上します。過去問を繰り返し解いて出題傾向をつかみ、技能試験は公表問題を全問練習することが合格への最短ルートです。