第二種電気工事士試験は、年間の受験者数が約10万人を超える人気の国家資格です。合格率は筆記試験が約55〜65%、技能試験が約65〜75%で推移しており、両方を合わせた最終合格率はおおよそ40〜50%前後となります。 筆記試験は全50問のマークシート方式で、60点以上(30問正解)で合格です。出題分野は「電気に関する基礎理論」「配電理論及び配線設計」「電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」「電気工事の施工方法」「一般用電気工作物の検査方法」「一般用電気工作物の保安に関する法令」「配線図」の7分野です。このうち配線図だけで20問(40%)を占めるため、配線図対策が最も効率的なスコアアップにつながります。 効率的な勉強法としては、(1)まず過去問を解いて出題傾向を把握する、(2)苦手分野を重点的に学習する、(3)計算問題(5〜10問)は公式を暗記して確実に得点する、という流れが推奨されます。計算問題を全部捨てても、残り40〜45問から30問正解すれば合格できますが、オームの法則と電力の公式だけでも覚えておくと2〜3問は確実に取れます。 技能試験は、事前に公表される全13問の候補問題の中から1問が出題されます。制限時間40分以内に欠陥なく施工を完成させることが求められます。欠陥の判定基準は厳格で、「未完成」「電線の損傷」「誤接続」「圧着マークの誤り」などがあると即不合格となります。 技能試験の対策は、(1)複線図を5分以内に書けるよう練習する、(2)ケーブルの被覆剥ぎを正確かつ素早くできるようにする、(3)リングスリーブの圧着マーク(○・小・中)を完璧に覚える、(4)公表問題13問を最低2周は練習する、ことが合格の鍵です。材料セットは通販で3,000〜5,000円程度で購入できます。 試験は年2回(上期・下期)実施されており、上期は5月下旬に筆記、7月下旬に技能、下期は10月に筆記、12月に技能が行われます。初めて受験する方は、準備期間を確保しやすい下期からの受験もおすすめです。