令和7年度 上期 第二種電気工事士 過去問
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📚令和7年度 上期 過去問・解説一覧
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直流回路で、12Vの電源に4Ωの抵抗が接続されている。回路に流れる電流I[A]は。
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オームの法則 I=V/R=12/4=3A。
断面積5.5mm²、長さ100mの銅導線の電気抵抗[Ω]は。ただし、銅の抵抗率を1.72×10⁻⁸ Ω・mとする。
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R=ρL/A=1.72×10⁻⁸×100/(5.5×10⁻⁶)=1720×10⁻⁸/5.5×10⁻⁶=0.313Ω。断面積5.5mm²=5.5×10⁻⁶m²に変換。
100Vの電源に20Ωの抵抗を接続した。消費電力[W]は。
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P=V²/R=100²/20=10000/20=500W。またはI=V/R=5Aとして、P=VI=100×5=500W。
交流回路で、抵抗8Ωと誘導性リアクタンス6Ωが直列に接続されている。回路のインピーダンス[Ω]は。
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Z=√(R²+X²)=√(8²+6²)=√(64+36)=√100=10Ω。3:4:5の比。
三相3線式回路で、線間電圧200V、Y結線された各相の負荷が20Ωのとき、線電流I[A]は。
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Y結線の相電圧=線間電圧/√3=200/1.732≒115.5V。相電流=115.5/20≒5.8A。Y結線では線電流=相電流。
単相3線式回路の利点として、誤っているものは。
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中性線が断線すると不平衡負荷の場合に電圧が偏り、片側に過電圧がかかり機器が故障する危険がある。よってニが誤り。イ・ロ・ハはいずれも正しい。
単相2線式回路で、電線1本の抵抗が0.15Ω、負荷電流が20Aのとき、電線路の電力損失[W]は。
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単相2線式の電力損失=2×I²×r=2×20²×0.15=2×400×0.15=120W。往復2本分。
金属管工事で、管内に直径2.0mmの600Vビニル絶縁電線(軟銅線)4本を収めた場合、電線1本当たりの許容電流[A]は。ただし、周囲温度30℃以下、電流減少係数0.63。
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直径2.0mmのIV線の許容電流は35A。電流減少係数0.63を掛けると35×0.63=22.05A≒22A。
低圧屋内配線の分岐回路で、配線用遮断器の定格電流が30Aの場合に使用する電線(軟銅線)の最小太さ(直径)[mm]は。
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30A分岐回路の電線は直径2.6mm(断面積5.5mm²)以上。20A回路は1.6mm以上、40A回路は断面積8mm²以上。
定格電流50Aの配線用遮断器で保護された幹線から分岐して、3m以下の位置に過電流遮断器を施設する場合、分岐回路の電線の許容電流の最小値[A]は。
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分岐点から過電流遮断器までの距離が3m以下の場合は、分岐回路の電線の許容電流に制限はない。3m超8m以下は35%以上、8m超は55%以上。
漏電遮断器が動作する原因として、正しいものは。
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漏電遮断器(ELB)は地絡電流(漏電)を零相変流器で検出して動作する。過負荷保護も兼ねるが、主な動作原因は地絡。
600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)に関する記述で、正しいものは。
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CVケーブルの絶縁体(架橋ポリエチレン)の最高許容温度は90℃。IV線は60℃、HIV線は75℃なのでいずれとも異なる。
電動機の過負荷保護に使用される機器は。
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サーマルリレーは電動機の過負荷保護に使用する。バイメタルの熱で動作し、過電流を検出して電磁接触器を遮断する。電磁開閉器に組み込まれている。
力率改善のために低圧電路に接続する機器は。
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進相コンデンサは誘導性負荷(電動機など)の遅れ力率を改善するために電路に並列接続する。電流が減少し電力損失が軽減される。
定格電流30Aの配線用遮断器に定格の1.25倍(37.5A)の電流が継続して流れたとき、自動的に動作しなければならない時間[分]の限度は。
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定格30Aは「30A以下」区分。1.25倍の電流が流れた場合、30A以下の遮断器は60分以内に動作しなければならない(JIS C 8201-2-1)。
写真に示す材料の名称は。(写真:金属製で、薄鋼電線管を直線的に接続する円筒形の金具)
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カップリングは金属管同士を直線的に接続する円筒形の金具。コネクタは管とボックスの接続、ノーマルベンドは90°曲がり部に使用。
写真に示す器具の用途は。(写真:電磁開閉器=電磁接触器とサーマルリレーを組み合わせた機器)
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電磁開閉器(MS)は電磁接触器とサーマルリレーを組み合わせた機器。電動機の始動・停止と過負荷保護の両役割を担う。
写真に示す工具の用途は。(写真:ホルソ=金属板やボックスに穴をあける円筒状の刃がついた工具)
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ホルソは電動ドリルに取り付けて金属板やアウトレットボックスに所定の穴径をあける円筒状の切削工具。
直径2.0mmの600Vビニル絶縁電線2本をリングスリーブで接続する場合、使用するリングスリーブの種類と圧着マーク(刻印)の組合せは。
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2.0mm×2本→小スリーブ・小刻印 (JIS C 2806、「中」ではない)。選定表:1.6mm×2本→小/○、1.6mm×3〜4本→小/小、2.0mm×2本→小/小。
低圧屋内配線工事で、ケーブル工事に関する記述として不適切なものは。
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VVFケーブルを直接コンクリートに埋設することは不適切。コンクリート内に施設する場合はCD管やPF管に収めて施工する。イ・ロ・ニは適切。よってハが不適切。
CD管(合成樹脂製可とう電線管)に関する記述で、正しいものは。
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CD管はコンクリート埋設専用で、自己消火性がない。色はオレンジ。PF管(グレー)は自己消火性があり、屋内外の露出配管にも使用可能。
使用電圧200Vの金属管工事で、D種接地工事を省略できる条件は。
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使用電圧300V以下で、乾燥した場所に施設し金属管の長さが4m以下の場合はD種接地工事を省略できる。
三相200V回路に使用する電動機の金属製外箱に施すD種接地工事の接地線として、使用できる最小太さ(直径)[mm]は。
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D種接地工事の接地線は直径1.6mm以上の軟銅線を使用する。C種接地工事も同様に1.6mm以上。
検電器の用途として、正しいものは。
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検電器は電路が充電(通電)されているかどうかを確認するための器具。作業前に停電を確認する安全器具。
使用電圧200V(対地電圧200V)の三相3線式電路の絶縁抵抗値の最小値[MΩ]は。
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対地電圧200Vは「150V超300V以下」の区分。絶縁抵抗値は0.2MΩ以上が必要。150V以下は0.1MΩ以上、300V超は0.4MΩ以上。
D種接地工事の接地抵抗値として、正しいものは。ただし、0.5秒以内に自動的に電路を遮断する装置が施設されているものとする。
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D種接地工事は原則100Ω以下。ただし0.5秒以内に電路を自動遮断する装置(漏電遮断器)が施設されている場合は500Ω以下に緩和される。
電気工事士法に関する記述で、誤っているものは。
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定期講習の義務は第一種電気工事士のみ。第二種電気工事士には定期講習の義務はない。よってハが誤り。
一般用電気工作物に該当しないものは。
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燃料電池発電設備は出力 10kW 未満が一般用電気工作物の条件 (R5 以前の基準)。ニの 10kW は「10kW 未満」を満たさないため自家用電気工作物。太陽電池は 50kW 未満 (10kW は該当)、風力は 20kW 未満 (15kW は該当) なのでイ・ハは一般用。ロは発電設備なしの低圧受電なので一般用。よってニが該当しない。 ※ 2023-03-20 法改正以降、10kW 以上 50kW 未満の太陽電池、20kW 未満の風力は「小規模事業用電気工作物」に分類されます。本問は出題当時 (R5 以前) の基準で解答しています。
特定電気用品の表示として正しいものは。
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特定電気用品は◇(ひし形)PSEマーク。特定電気用品以外は○(丸形)PSEマーク。JISやJETは別の規格。
一般用電気工作物の竣工検査で測定しなければならない項目の組合せとして、正しいものは。
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竣工検査では絶縁抵抗測定と接地抵抗測定の両方を実施する。目視点検も含まれる。絶縁耐力試験は一般用電気工作物では行わない。
配線図の図記号で「SH」が示すスイッチの種類は。
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SHは確認表示灯付スイッチの図記号。スイッチONで表示灯が点灯し、離れた場所の器具が通電中であることを確認できる。SLは位置表示灯付。
配線図の図記号「R」で示す器具は。
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Rはランプレセプタクル(Receptacle)の図記号。白熱灯を取り付けるための陶器製ソケット。
3路スイッチ2個で1つの照明を制御する場合、3路スイッチ間の配線に必要な最少電線本数(心線数)は。
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3 路スイッチ間の最少心線数は 2 本 (端子 1・3 のわたり線)。0 番端子は電源または負荷側 (電源側スイッチと負荷側スイッチで使い分け)。スイッチ間にはわたり線 2 本のみ。
配線図で、単相100V用のコンセントに接続するケーブルは。
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一般的な単相100V用コンセントにはVVF 1.6-2C(直径1.6mm・2心)を使用する。接地極付の場合は3心が必要。
配線図の図記号「S4」で示すスイッチの種類は。
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S4は4路スイッチの図記号。3路スイッチ2個の間に挿入し、3箇所以上からの照明制御を可能にする。
ボックス内に1.6mm×2本の接続が1箇所と、1.6mm×1本+2.0mm×2本の接続が1箇所ある場合、使用するリングスリーブの組合せは。
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1.6mm×2本→小/○。1.6mm×1本+2.0mm×2本→中/中。合計:小(○)1個+中(中)1個。
ボックス内に2本接続が1箇所、3本接続が1箇所、4本接続が1箇所ある場合、差込形コネクタの種類と最少個数は。
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2本接続→2本用1個。3本接続→3本用1個。4本接続→4本用1個。合計:2本用1個+3本用1個+4本用1個。
コンセントの図記号で「EET」が付いたものが示す種類は。
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EETは接地極付接地端子付コンセント。Eは接地極付、ETは接地端子付、EETは両方を備えたもの。
コンセントの図記号で「WP」が付いたものが示す種類は。
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WPはWeatherProof(防雨形)コンセント。屋外に設置する雨除けカバー付きコンセント。LKは抜け止め形。
自動点滅器を使用する照明回路の接続方法として、正しいものは。
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自動点滅器は電源側と負荷側(照明器具)の端子を持ち、周囲の明るさに応じて自動的にON/OFFする。屋外照明や防犯灯に使用。
照明器具の図記号で、白熱灯を表す基本記号は。
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○は白熱灯(一般照明)の基本記号。細長い楕円は蛍光灯、丸に×はダウンライト、◎は引掛シーリング。
配線図の略号「V」で表される計器の名称は。
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Vは電圧計(Voltmeter)の略号。Aは電流計、Wは電力計、WHは電力量計。
配線図で一点鎖線で示した範囲は何を表すか。
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一点鎖線は部屋の区画(間仕切り壁)を示す。配線図の基本表記。
ボックス内に1.6mm×4本の接続が1箇所、2.0mm×2本の接続が1箇所ある場合、圧着マーク(刻印)の組合せは。
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1.6mm×4本→小スリーブ・小刻印。2.0mm×2本→小スリーブ・小刻印 (JIS C 2806、「中」ではない)。合計:小2個。
ボックス内に2本接続が3箇所ある場合、差込形コネクタの最少個数は。
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2本接続が3箇所なので、2本用コネクタを3個使用する。接続箇所ごとに1個のコネクタが必要。
写真に示す器具の名称は。(写真:壁に埋め込む3口の連用コンセント)
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埋込連用コンセントは壁に埋め込んで設置する。連用取付枠を使い、スイッチやコンセントを最大3個まで並べて設置可能。
写真に示す材料の名称は。(写真:八角形の金属製ボックスでノックアウトがある)
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アウトレットボックスは八角形や四角形の金属製ボックスで、ノックアウト(打ち抜き穴)がある。金属管工事で電線の接続や器具の取り付けに使用。
写真に示す器具の名称は。(写真:天井に取り付ける丸型の引掛シーリングボディ)
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引掛シーリング丸型は天井に取り付けて照明器具を引っ掛ける器具。丸型と角型があるが機能は同じ。
写真に示す器具の名称は。(写真:200V 20A用のタンデムブレード形コンセント)
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200V用の接地極付コンセントは20A 250V仕様で、刃の配置がタンデム形(縦並び)。100V用とは形状が異なり誤接続を防止。エアコン等に使用。
写真に示す工具の名称は。(写真:リングスリーブ用の圧着工具で黄色いハンドルが特徴)
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リングスリーブ用圧着工具はJIS C 9711適合品で黄色ハンドルが特徴。ダイスに○・小・中・大の刻印がある。技能試験の必須工具。